2007年5月28日月曜日
緑鉛鉱 PYROMOPHITE 神岡鉱山産
たるを縦に長く伸ばしたような結晶の形が良く分かる石です。
この石は鉛を主体とする石ですので、当然ながらこのような塊状のものを持つとずっしりと重いです。
僕は見かけはそう見えないのに持ってみると重いという石が好きで、この石もとても好きです。
しかし硫化鉛は当然ながら鉛色のグレー色なのに、燐と塩素と結合するだけで、こんなに綺麗な緑の石に変わるのですからとても不思議です。
この石の不思議なところは、もともとの硫化鉛であるガレナが変質したものであるはずなのに、ガレナと直接接して出ることがありません。リモナイトという酸化鉄の中や鉱石から離れたところの岩の亀裂に結晶したりしていることが多い石です。
もとは同じ石でも、仲たがいしてしまっているみたいですね。その点硫酸鉛であるアングレサイトはガレナと仲良しのことも多い石です。
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